質屋といえば、人目をはばかりながら暖簾をくぐる、あるいは大事なものをこっそりと質入れするという、どちらかというと後ろ暗いイメージがあったものです。
質預かりや買取りとともに、高級ブランド品をはじめ、貴金属、ステーショナリーなどをリーズナブルな価格で販売しています。店内は明るい雰囲気で、質預かりや買取りに関してはご相談だけでもオーケーです。
また、当店も参加し毎回盛況なのが、質屋の協同組合が質流れになったブランド品などを一斉に販売する質屋バーゲン。大手デパートが後援し、徹夜で並ぶ人がいたり、数万人来場することも。
このように、時代とともに質屋は進化し、昔のイメージとは明らかに違うことをご理解ください。
初めての方も安心ですので、
お気軽にお越しいただければと思います。
質屋700年。始まりは、鎌倉時代から。
質屋の歴史には諸説ありますが、今からおよそ700年前の鎌倉時代に始まったという説が有力です。
鎌倉時代は貨幣が広まり、物々交換から貨幣経済へ移行した頃で、品物を質草として預かってお金を貸す「土倉(どそう・つちくら)」という商売が質屋の始まりといわれています。
江戸時代に質屋となって全国に行き渡り、品物を質に入れてお金を借りて返済するというスタイルが庶民の生活に根付きました。
歌舞伎や落語、時代劇などでもおなじみですね。
明治になって銀行ができ、1970年代に消費者金融が登場したころから、質屋は少しずつ様変わりしてきました。
昔からの「質預かり」のほか、国民生活の向上も伴って現在のようなブランド品や貴金属などの「買取り」、リサイクルショップとしての「販売」が行われるようになったのです。